送風機整備のポイント
点検整備業務、運転点検(振動測定)

点検整備業務、運転点検(振動測定)

点検整備業務、運転点検(聴音)

点検整備業務、運転点検(聴音)

送風機整備の目的 
送風機が、常に安全で効率の良い運転を行い、さらに寿命を永く 保たせる為にあります。
診断概要
経年機種になりますと、整備のなされている機種、なされて いない機種など様々と思われますが、特に整備計画のない場合、 不良になってからの修繕が多くなってきます。
機能低下、各部破損、汚れ(錆び、油、ほこり)など運転に支障 をきたすだけでなく、大きな事故をも引き起こさないとも限りま せん。
また、回転機械にとって重要なバランスについても、さまざまな 原因が存在し、その原因を探ることが大切な作業となります。
こ のような悪条件を解消する為に、現状の運転状況を把握する必要 があります。  
同時に早期発見、事故を未然に防止する為にもよりよい判断に 基づく定期的な総合点検が必要となります。
又、消耗部品につい ても、経過年数や運転時間又、設置条件など目安にして更新時期 を考慮する様、お勧め致します。

整備概要
上記の内容で判断結果に基づき、至急整備、要注意機種などが判断された場合には、小さな内容、大きな内容に かかわらず総合的な考慮ができるノウハウが必要となってきます。
ベアリング取り替えについても熟練よる適切 な技術で行われないと寿命を早めるに過ぎません。
ベアリングのみを取り替えて、機種自体の不良箇所、汚れ等 の付着物その他の振動などからのアンバランスなど悪条件で運転されている場合でも、ベアリング寿命の周期は 早くなります。
このような場合は、できるだけ全体の整備を行った上、ベアリング取り替えをお勧めします。
次に、整備項目の内容ですが、送風機を構成する各部分の調整及び更新時期については、現実において、使用 状態におけるあらゆる条件が関連し、一概に推定することは困難です。一般的には、保守管理上、軸受け (15000時間前後)、Vプーリー(35000時間前後)、羽根車(1年に1回)などが整備の目安となります。
1、羽根車の薬品洗浄と防錆塗装
羽根車抜き取り解体可能機種については、確実に付着物を除去し、均等に塗装を行うことにより、回転体として バランスのとれた運転が行うことができ、振動や性能、またベアリングの寿命にも影響が少なくてすみます。
2、ファンベアリング取り替え
消耗部品につき運転時間、経過年数により定期的に交換を行います。
3、モーターベアリング取り替え並びにモーター本体取替え
ベアリング取り替えについてはファンと同様に行います。
尚、ベアリング交換を行わず、寿命以上の無理な運転を行っているモーターもしくは何度もベアリング交換を行 い、ブラケットとの嵌め合いに影響がでてきているモーターについては、モーター本体を取り替えた方が望まし い場合があります。
(旧規格から新規格モーターへの取り替えの場合Vプーリーも取り替え必要となります)
4、Vプーリー取り替え
運転時間に伴い、取り替えが必要です。
5、Vベルト取り替え
運転時間、経過年数、設置条件などを考慮しての取り替えが必要です。
※整備計画を検討し、適切な部品取り替えなど、あらゆる問題などの改善を行う事によって、機器の寿命を
  永く保たせるよう安心した管理が行えます。

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